技術士は独立できる資格?

独立する
このブログでは何度も言ってますが、独立・起業は資格でするものではないのです。
しかし、私も「技術士」として、活動し生計を立てています。
誤解して欲しくないのですが、「技術士」は独立して食べて行ける立派な資格です。
ときどき、「業務独占じゃないから食べて行くのは難しい」などと言う方がいますが、それは大きな間違いです。
今回はそれをしっかりご説明しましょう。
私が、技術士資格を取得したのは平成24年度の試験でした。ですから合格発表は平成25年3月1日だったと思います(数日の誤差はあるかもしれません)。
私は、元々独立したくて技術士を取得しました。
学校は、工業化学を修めましたが、仕事はずっと機械系でした。
金属を削って医療機器の部品や製品を作る仕事です。
ただし、初期の頃から工場長と言う立場での仕事でしたから、いわゆる管理がメインの仕事でした。

そのため、機械そのものに関しては専門家とは言えません。
それでも、20年以上も機械加工の工場で工場長という管理職を務めました。

コンサルティングに役立ったのは経験だけではない

これも変な言い方ですが、「経験」と言うものは誰でも歳を取る毎に積み重ねていくものです。
ですから、人間が経験から常に学ぶのであれば、老人は皆経験から学んでいるはずです。
しかし、世の中を見れば分りますが、必ずしもそうではありません。
経験は、そこに問題意識がないと学びを得ることはないと思います。
要するに、ただ歳を取っただけの年寄りです。
偉そうなことを言うつもりはありません。
私自身、
「あのときこんな問題意識をもっていれば」とか
「あのときに、これを考えておけば今はもっと楽に」などと考えています。
まあ、後悔している訳です。

ところで、技術士試験では応用能力と課題解決能力を試験されます。
逆に言えば、合格している人は国が高度な応用能力と課題解決能力を持っていると認定している訳です。
それなら、その能力を使って、ビシネスを展開できると思いませんか?
コンサルティングもできると思いませんか?

コンサルタントは問題を解決する人ではない

問題解決

とても多い勘違いですが、コンサルタントは、クライアント様の問題を解決する人ではありません。
問題がどこにあるのかを見つけて、クライアント様に解決出来るようになって頂くことがコンサルタントの仕事です。
ときどき、コンサルタントの方でこれを勘違いしている人もいます。
また、クライアント様が勘違いしている場合もあります。
もっとも、「今、これで困っています。何とかなりませんか?」
と具体的な問題点を見せられる場合、自分がその解答をしっているなら教えたくなるのは人情です。
私も場合によっては教えることもあります。

しかし、なるべくそれはしません。
クライアント様に気づいて貰うように話して、向こうが「ああそうか、こうすれば良いんだ!」と言って頂けるようにします。
あたかも自分で解決したようにするのです。
コンサルタントはきっかけを与えるだけです。

ですから、最低のコンサルタントは、「私の指導であの会社は良くなった!」などと言う人です。
そうではありません。
第一、お金を頂いているのに何を言っているのでしょうか?
技術士の皆さん、あるいは他の士業でコンサルティング業務をされている方は、それだけ忘れないで下さい。