ホームページから受注できていますか?

仕事柄、様々な製造工業へ出向きます。
詳細は、プロフィールにありますが、
私自身長年製造業に携わってきました。
20年以上です。

工場長時代

現在は、コンサルタントとして工場の業務改善や売上げアップのための提案を行っています。
クライアント様の所へ、
コンサルティングに行く前に訪問先のWebサイト(ホームページ)を確認します。
これは、まあ、どんなコンサルタントでも行うはずです。

正直に言います、ほとんどの会社のホームページは、「工場の紹介」になっています。
協力工場を探している購買担当者が見たいのは「技術」なんです。

もちろん、工場自体も知る必要はありますが、
最も知りたいのはどんな加工技術を持っているかです。

もし、インターネットで検索している人が
「モノ作りマニア」とか「工場マニア」ならしっかり見てくれると思います。

鉄道マニアが鉄道写真を見るのと同じです。

しかし、協力工場を探している購買担当者は、「工場マニア」ではありません。

設備や社屋の写真を見ても、
大抵の購買担当者の心には響くことがないはずです。

もちろん、業種によって多少の違いはあると思います。

私は、コンサルティング先の、
展示会活動や広報活動もお手伝いすることがあります。

また、自治体が推薦するモノ作り企業様の紹介
パンフレットなども修正・校正・作成をしています。

そのとき、各企業様から写真を提供していただくことになるのですが、
ほとんどのモノ作り企業様は、社屋や設備の写真を送って下さいます。

提示できる写真は3~4枚です。

その中に、1枚ぐらいそのような写真があっても良いでしょう。

しかし、全てそれではお客様となって頂ける企業の購買担当者は興味を持ちません。

メーカーの担当者なら、自社工場の素晴しい設備を見て知っています。

町工場の設備で驚くことはないでしょう。

では、何を見せれば良いのか?

一次、二次を問わず、
どこかのメーカーに部品や製品を納めている工場であれば、

客先の加工物を写真で公開することはできません。

ですから、どこの工場もそれで苦労します。

その結果が、設備や社屋の写真です。
NC旋盤
しかし、購入者が見たいのは工作機械でしょうか?

それなら、工作機械メーカーのサイトを見れば良いのです。

また、自分の会社ではないよその会社の部品や製品を見たいわけでもないのです。

購買担当者が見たいのは、以下の要点です。

  • どんなサイズが削れるのか、加工できるのか
  • どんな数量に対応できるのか
  • どんな材料を加工できるのか
  • 納期の対応はどうか
  • 試作品は加工して貰えるのか
  • 新しい、加工に挑戦して貰えるのか

およそこれらがポイントです。

「高品質」は今時当たり前なので、むしろ使わない方が良いくらいです。

たとえば、もし、
このホームページに「私が作るホームページは高品質です」と書いてあったら
むしろ怪しい感じがしませんか?

どこを見直すべきでしょうか?

製造業向けホームページ制作業者のサイトを見ると、
「ヒヤリングによって御社の強みを聞き出す」ことが書かれていると思います。

それも有効ですが自社の強みを自覚している工場は多くありません。

これまで、私も様々な工場で同じ質問をしていますが、概ね以下のような返事が返ってきます。

  • 高品質
  • 短納期対応
  • 1個から加工
  • 低価格
  • 難削材に対応
  • 高精度加工

良く考えて下さい。
これは、どこでも言いますよね?

まれに、「何でも良いから安くしろ」と声を上げる購買担当も中にはいます。

調達価格を引き下げるのは購買担当者の重要な仕事です。

しかし、それだけで声を張り上げる購買担当者しかいないメーカーとは付合わない方が良いのです。

では、どうするのか?

これまでの実績で、売上げアップした工場では、以下のことを実施して頂きました。

  • 工場の活気を見せる
  • 加工技術を見せる
  • 機械の使い方を見せる
  • テキストを多く入れる
  • 技術の説明をする
  • インスタグラムを活用する

これらは、相談を受けた場合個別に対応しています。

特に、製造業のホームページにはテキストが少ないのです。

ですから、加工技術の説明ができていません。

スペシャリスト

購入する人はそれが知りたいのです。

それなのに、説明がありませんから、問合せもこないのです。

私は、機械部門と総合技術監理部門の技術士であり、元々、40数名の工場を預かる工場長でした。

協力工場への指導や、
内部監査なども長年行ってきましたらホームページ制作業者とは異なり、製造技術の専門家です。

技術のアピールの仕方は十分理解しているつもりです。

また、コンサルティングの一環としてインターネットの活用を提案しているのですが、
コンサルティングを別にしてもサービスを提供しています。

決して、副業で行っているのではありません。

ただ、
コンサルティングを行っていることは、
通常外部に知られないようにしますから、

私の場合は、
残念ながらあまり制作実績をお示しすることができません。

これに関しては、今後何か対策を考えるつもりです。

無理な営業などは絶対にしません。
安心して、ご相談下さい。

顧客第一