「人生とは自分を見つけることではない。人生とは自分を創ることである」

旅

ずっと自分探しの旅を続けてきました。

世界の様々な国を放浪して、
自分自身と向き合い、自分と対話してきました。

それでも私は私、なのです。
新しい自分を発見することは叶わぬまま、
人生観が180度変わることもないまま、
私は本当の自分を探すべく、いつでも手探りで人生を彷徨ってきました。

なぜ旅を続けるのか、あなたは一体何を探しているのか。

旅先で、よく街の人々に聞かれました。

私はそのたびに「自分を探すため」と答えていました。

その頃もなんとなく「起業したい」と言う想いはあったのです。

身近な人に、「あなたは、あなたでしょう。」とも言われました。

でも多くの人にそう言われても、
私は、本当に自分自身の事を知ってはいないと思い込み、
いつか私という人間の本質を発見できる日が来ると信じて疑いませんでした。

そうやって旅を続けていたある日のことです。

この日も同じように「なんのために旅をするの」と、
お世話になった小さな旅籠の女将さんに聞かれました。

私は「自分探しのため」と答えました。

すると、女将さんは私に「私の座右の銘よ」と言って、ある言葉を教えてくれました。

人生とは自分を見つけることではない。人生とは自分を創ることである

「Life isn’t about finding yourself. Life is about creating yourself.」
- バーナード・ショー

バーナード・ショーは知らなかったけれど

バーナード・ショー

彼はそのとき、
英国の劇作家バーナード・ショーを知らなかったそうです。

しかし、誰でも本当の自分を探して彷徨うのものだと思っていたときに、
この言葉を聞いて「???」と思ったそうです。

「自分を創る」
どうゆうことだろう?

ショックを受けた彼に、女将さんは優しく語りかけたそうです。

「私もね、若い頃には本当の自分を見つけるために、
色んなことをやってみたわ。

でも、自分なんて見つからなかった。

ほら、よく歳を取った人が眼鏡をかけたまま眼鏡を探すじゃない?あんなかんじよね。

本当はよく見えているはずなのに、
ない、どこかにあるはず、と思い込んだら、
すぐ近くに存在しているものも永遠に探し続ける事になってしまう。

でもね、そうではないの。特に、人生はね。

あなたがもし自分を見つけたとしても、
その自分は常に変わっていくわ。普遍的な自分なんてないもの。

あなたの見つけた自分は、今の自分かもしれないけれど、
それは一瞬後には別の自分になってしまう。

影法師を捕まえられないように、あなたは自分を捕らえることができない。

でも、それで良いじゃない。自分を見つけて捕まえておくなんて、もったいないわ。

人生はね、自分を見つけるんじゃないの。

自分自身を創り上げていくことなのよ。

振り返ってごらんなさい。

あなたが歩んできた道がずっと続いている。

そこには楽しいこと、辛いこと、悲しいこと、成長したこと、足踏みしたこと、
思い出したくないこと、いつまでも大切にしたい思い出、たくさんの記憶が紡がれている。

その紡がれた記憶や経験の糸が織り込まれてあなたの人生を創っている。

生まれた時からずっとずっと、ひと続きなの。

そこからは何が欠けてもいけない。

どんなに悪いことでも、
それが欠けたら今のあなたはいないはずでしょう。

そう考えると、あなたはこれからもずっとずっと、
人生を織り続けて、あなた自身を創り続けていくのよ。

それってとても素敵なことでしょう?それに、探し回るのに時間を費やすよりも、ずっと生産的だと思わない?」

その後間もなく起業して

 

自分らしさを創る

その後、彼は社会保険労務士の資格をとり、
独立開業しました。

ホームページなどは私も相談にのりましたがほとんど自分で制作しています。

ITツールの活用に関してだけ、お手伝いをしました。

決裁システムやメルマガのことがほとんどです。

「今もまだ良く分らないところもあります、
でも自分を創っているという実感が出てきました」

「この仕事を通じて、人生が創れそうです」

こんなことも言い出しています。

(註:伺った話から私の創作も入っていますが大筋でそのままです。)