30代からの起業 起業のために起業をしない

新入社員として企業に入って約10年。
社会のことや組織のこともわかり始めて、さらに自分の才能や力量にもある程度見当がつき始めたころですよね。
このころになってくると、今いる会社への不満や、自分の将来の不安などそういったものも、20代の頃と比べてより現実的に見えてくるはずです。
そんな時、頭に浮かんでくるのが独立起業。
30代からの起業にはどんなメリットやデメリットがあるのでしょうか。
そして、どんなことに注意していけばいいのでしょうか。

30代からの起業① メリット

走り出す

やはり一番のメリットといえば、それは「若さ」です。
しかも、それなりに社会において経験を積んだうえでの若さですから、経験不足ということもなく、また、しがらみも少ないという一番起業には適した時期かもしれません。まさに、挑戦です
さらに、その若さは、世間の変化の速さにもしっかりと突いていけるという利点もあります。
タイミング的には、最高の時期なのです。
また、起業に失敗したときの再就職にも、まだこの年齢であれば好条件は残っています。

30代からの起業② デメリット

不安と失敗

デメリットとしては、30代は「起業したくなる時期」だということです。
つまり、あまり深い理由も確固たる夢もなく、うまくいかない現状や、もしくはかわりばえのしない毎日に嫌気がさして、逃避に近い形で起業を目指したくなるということです。
しかし、そんな企業ははっきり言ってうまくいきません。
いくら起業したら社長になれるといえども、一般的な会社員と起業したての社長なら、金銭的にもまた仕事の楽さでいっても会社員の方が圧倒的に好条件です。
つまり、焦って起業しがちで、ビジョンのない場当たり的な独立をはかりがちな時期というわけです。

30代からの起業③ 勇気と無謀は違います

自分のなかに必要なスキルが存在し、そして確固たる信念と、当然資金もある。
そういう状況がそろっている場合、勇気をもって起業するには30代はとてもいい時期ですし、早いに越したことはないので。
しかし、これといった計画性もなく、具体的な夢や目標もなく、ただの逃避でしかない。
そんな状態での企業は、勇気のある独立ではなくただの無謀な逃避であって、きっとその先には自分や自分の大切な人、つまり家族を傷つける結果が待っているでしょう。
ありきたりな言葉ですが「世の中そんなに甘くない」のです。
ですから、先ず会社に在籍している内に、副業を始めてしっかりリサーチして下さい
あなたのビジネスモデルは本当に通用しますか?

30代からの起業④ 起業は目的ではなく手段

売上げアップ

独立に夢を抱きがちな30代にとって、往々にして「起業」そのものが目的化してしまうことがあります。
しかし、起業するということは、その起業した自分の会社によって、何らかの夢をかなえたり自由に自分の生き方をコントロールしていくための手段でしかありません。
そこをはき違えてしまうと、起業した後、社会の荒波に飲まれた時に、そこでひと踏ん張りするモチベーションをなくしてしまうことになるでしょう。
起業は目的ではなく手段、だからこそ起業するために起業してはいけない。
それにさえ気を付けていれば、その若さと熱い情熱をかけて、夢と目標をかなえるための手段としてぜひ起業を考えてみるべきなのです。