安全をタダで買おうとしない

SSLの導入を考える時、問題になるのがその「レベルの違い」
簡単に言うと、無料で導入できるSSLと有料のSSLの違いということになるのですが、
一見無料で導入できるならばそれでいいじゃないか、
という気持ちになりそうですよね。

しかし、そこはやはりただより高い物はないという言葉通り、
無料には無料であるデメリットがあります。

ところが、もちろん無料SSLにもそれなりのメリットはあり、
重要なのはそれぞれのメリットに応じた選択。

とても簡単に言えば、個人レベルと企業のレベルでは、
対策が異なるのです。

そこで今回は、有料SSLと無料SSLの違いについてご説明します。

SSL対策

有料SSLと無料SSLの違い。

では早速、有料SSLと無料SSLの違いを見ていきましょう。

①SSLの種類

SSLには「ドメイン認証」「企業認証」「EV」の3種類があります。

SSLの比較表

このうち、企業認証とEVは申請をするときに第三者による厳格な審査が入ることから、
組織の実在性をよりはっきりと証明することができます。

しかし、ドメイン認証は第三者により審査が入ることはなく、
サーバ―側から自動に発行されます。

これによって、悪意を持ったユーザーによるなりすましなどを容易に行うことができ、
SSLを導入する目的であるセキュリティーに大きな穴があると言わざるを得ません。

②有料SSLと無料SSL

これまで説明してきたSSLの種類。

このうち一般的には有料SSLが「企業認証」と「EV」となり、
無料SSLが「ドメイン認証」となります。

ですので、無料SSLではなりすまし対策が十分できないということになるわけです。

このなりすまし対策ができないというのは、
そのままフィッシング詐欺への対策が不十分ということになり、
顧客のクレジットカード情報をはじめとしたさまざまな情報へのセキュリティが甘くなるのです。

有料SSLのメリットと無料SSLのメリット

それではここから有料SSLと無料SSLのメリットについてみていきましょう。

①有料SSLのメリット(無料SSLのデメリット)

有料SSLのメリットは、なんといってもそのセキュリティ能力の高さです。
これまでご説明してきた通り、
無料SSLではどうしてもなりすましやフィッシング詐欺への対策がおろそかになってしまい
信用度は格段に落ちます。

また、有料で利用するのですから、
一般的にサポートが重要というメリットもあります。

②無料SSLのメリット(有料SSLのデメリット)

無料SSLのメリットはなんといっても、そのスピード。

無料SSLはサーバーによる自動発行が基本ですので、
申請とほぼ同時にSSLを取得することができます。

その点有料SSLには「審査」という過程がどうしても入ってきますので、
申請から発効までにタイムラグが生まれるのは仕方のないことです。

時間、早さ

③有料SSLと無料SSLに変わらないこと

有料SSLと無料SSLにおいてほぼ効果が変わらないこと、それはSEO上の利点。

基本的にGoogle検索上においてSSLの確認に、
それが有料なのか無料なのかという確認はありませんから、
どちらのSSLであっても検索上の優遇は変わらないということになります。

つまり、これだけが目的でSSL取得を考えているならば無料でも問題ないということですね。

また、なりすまし対策に関しては有料SSLに大きなアドバンテージがありますが、
普通の暗号化に関しては有料無料に大きな差はありません。

有料SSLと無料SSLは用途で選ぶ。

有料SSLと無料SSLの違い、
それは基本的にはなりすまし対策(フィッシング詐欺対策)となります。

フィッシング詐欺

ということは、SSL化を導入しようとしているサイトにおいてその必要がないというのであれば、
無理に有料SSLを導入する必要はありません。

たとえば、個人で運営するアフィリエイトブログサイトなどは、
検索対策でSSLを導入するのが普通ですから、
有料である必要はまったくないというわけです。

しかし、顧客が使用する企業のホームページではそうはいきません。

当然ホームページで扱う情報の漏洩は、
企業に大きな信用に低下と損害をもたらすことは言うまでもありませんので、
より高度なセキュリティを考えておくことが重要です。

企業ホームページなら迷わず有料SSL

自分のホームページは企業ホームページだけど
顧客の重要情報を書き込むようなものがない。

そんな企業ホームページがないわけではありませんし、
確かにそれであれば無料SSLでも対応は可能です。

しかし、企業にとって最も重要なのは顧客からの信頼ですよね。

この顧客からの信頼というのは実際にホームページを運営するうえで非常に大切なもので、
特に心のどこかにネットというものに
不信感を持っている世代というのはいまだに根強く存在します。

また、今後の自分の企業ホームページの発展を考えていくうえでも、
やはり企業ホームページである以上は無料SSLで済ませるというのは感心できません。

やはり企業ホームページならば、
有料SSLというのは必須といってもいいでしょう。

顧客第一