人生は逆転できる

人生の逆転

あなたが、
もし自分自身の未来予想図を描くとしたら、
どんな方法で描きますか?

絵を描くことそのものでなぞらえると、
水彩絵の具を使うのか?
または油絵具を使うのか?
使う画材を変えることで、
描かれる作品もまた大きく変わってくることでしょう。

いずれにせよ、どんな絵を描くにしても筆をとるのは自分自身。

そう、あなたです。

自分のこれからの人生を自分主導で決めるためには、強力な武器が必要となってきます。

それが<自分というブランド>です。

今回は、自分ブランドを築くことの重要性についてお伝えしたいと思います。

自分ブランドとは何か?

多くの人にとって、
会社で組織の一員として身を粉にして働いているときは、
自分自身をブランド化するという発想は起こりません。

三つ星ブランド

特に、日本の会社のような組織の結束力や協調性を重視した世界の中では、
自分という「個」を確立しようとすると、
ややもすると「悪目立ち」になることもあります。

これまでの私たちの世界では、社内での定期的な異動や転勤、
その他の外的な要因によって激しく変化する環境の中で、
いかに迅速かつ効果的に事業を推進できるかという意味で
<広く・浅い知識や技能をもち、柔軟に立ち回れるゼネラリスト>
であることが求められてきました。

もちろん、それもまた骨太でタフでなければならないため、
すばらしい資質であることには変わりません。

しかしながら、
現代は常に刻刻と変化を遂げていることも事実です。

1920年代以降に登場したゼネラリストも、
2000年を過ぎた今では主流ではなくなり、
現に日本においてはかつての終身雇用制度が崩れ始め、
多くのゼネラリストだった人材がキャリア半ばで会社を去り、
労働市場で再雇用先を探すという現象が起きています。

スペシャリストであることの重要性を最初に喝破したのはドラッカーかもしれません。

彼らは転職先では必ずしもキャリアアップできるとも限らず、
むしろキャリアダウンからのスタートもめずらしくはありません。

もうゼネラリスト(組織における『何でも屋』)を目指すのはやめるべきです。

リンダ・グラットン著「ワークシフト」にも記されているように、
これからの未来を自分自身で描くためには、
既存の知識・技能はおろか、社会や仕事に対する固定観念・慣習ですら、
根本的にシフトしていく必要が出てきているのです。

それでは、どのようにシフトしていけばいいのか?
そこが重要です。

これからの未来、私たちがビジネスで成功をおさめていくためには、
誰にも真似できない専門技術・技能・知識をもつことが重要です。

それも、ただの専門技術・技能・知識ではなく、
その時代に合った高い価値をもつ技術・技能・知識であることが求められるでしょう。

さらにいえば、未来を見極める上でリスクを回避するためにも、
複数の専門分野を知ることも必要です。

それこそが、あなた自身をエッジの効いた唯一無二の存在
<スペシャリスト>に押し上げる原動力となるのです。

あなたの強み

エッジの効いたスペシャリストへ

すでに世の中には、多くの専門技術や技能であふれています。

国家資格や各種の資格など、
自分を向上させつつ組織の中で力を発揮するために、
実に多くの資格ホルダーがいるでしょう。

資格ホルダー

でも、エッジの効いたスペシャリストになるためには、
他者と同じ方向を向いていては始まりません。

事例でいえば、ITにいち早く興味・関心をもち、
「これが未来に価値を生み出すだろう」と予測した人々には、
やはり先見の明がありました。

このように、自分自身で未来を予測していくためには、
やみくもに動くだけでは見つかりません。

やはり、ここでも役に立つだろうと個人的に思うのが、
「ワークシフト」でも提示されていた「働き方の未来を形づくる5つの要因」です。

この「現代版:未来の預言書」を元に、
私も当時自分なりに未来を考え、シフトを遂げていったのです。

それでは、
ほかの専門技術・技能・知識よりも高い価値をもつということがどういうことかというと、
実は3つの条件があります。

【その①】

その技術・技能の稀少性が高いこと。

【その②】

その技術・技能の模倣が難しく、機械でも代用はできないこと。

【その③】

その技術・技能が、世の中にすばらしい価値を生み出すことが理解されていること。

この3つの条件をクリアした上で、
自分の極められる高度な専門技術・技能・知識を追求し、
他者との差別化に成功することで、
<エッジの効いたスペシャリスト>になれるのです。

あくまでも「自分の好き」は貫くが、目は開いている必要がある

多くの社会人にとって、これから自分の人生をどうしようかと迷うとき、
私もそうでしたが、まずは「自分の得意なこと」であったり、
「自分の好きなこと・没頭できること」に目が向いたりするのは自然な流れです。

2018年も終わりが見え、まもなく2019年を迎える今、
人生のかじ取りを検討している人に伝えたいこと、
それは自分の好きなことを仕事にすることはすばらしいし楽しいけれど、
経済的自由になれるかどうかは別であるということを注意深く検討する必要があるということです。

未来に向けて、仕事や人生をいい方向にシフトしていくためには、
私たちの目の前にはさまざまな選択肢があります。

それらをよく吟味し、本当に役立つもの(=経済的自由になれるもの)と、
趣味で楽しめばいいものとに分けることが大切です。

というのも、いくら好きなことを貫いても、
それによってあなたのキャリアや人生、
家庭が未来の重圧に押しつぶされては本末転倒だからなのです。

自分の人生のシナリオを自分自身で書く以上は、好きなものを選んでいい。

でも、決めた以上はスペシャリストになるまで情熱的に打ち込むこと。

努力

「好きを貫く」というのも、
決して楽な気持ちではできないのです。

また、その「好き」が、
未来でどのように役立つかを見据えることも大切です。

40~45歳は折り返し地点。人生2回楽しんでいい

私が元々<ワークシフト>したのも、きっかけは家庭であり、
愛する我が子であったように、
人それぞれの人生の中で大きな転機は必ずやってきます。

子供の運動会

そのときに、大いに迷い悩み、
「これでキャリア半ばで終わるのか」と絶望したりすることもあるかもしれません。

でも、そんなときこそチャンスの到来です。

海外では、すでにパラレルキャリア(複数の職種をもつ人材)や、
キャリアチェンジ(AからBへと思い切って職種を変える)はめずらしいことではありません。

今後の日本もスペシャリストであることによって、
より自由にキャリアを脱皮し、新しい自分になる時代がやってくるでしょう。

あなたにも、そのチャンスは必ずあります。

キャリアさえ2回でも3回でも楽しめばいいのです。

そんなスタンスで働き方を変える行動こそ、
未来の働き方<ワークシフト>なのです。