技術が好きでも、売るのは嫌い?

営業嫌い

技術好きな人には、営業嫌いが多いようです。

これは傾向として確かにあります。

そもそも、営業と言うと、
1件毎に会社を廻り「仕事を下さい」と頼み込むことと思っている方が多いのです。

本来、最先端の世界で活動しているエンジニアが、
営業活動に関しては40年前(昭和の頃)で思考停止になっています。

あるいは、
単に「私は技術屋で、人付き合いが下手だから営業はできないんです」
こんなことを言う人もいます。

自分の人生を賭けて独立開業しようと言う時に、
「人付き合いが苦手」ですか?

本気でそう思うなら、
独立は諦めて下さい。

そんなに甘くはありません。

自分の性格に問題があるなんて、
ただの屁理屈でしかないのです。

へりくつを言う

どうして、そうなのでしょう。

私の世代よりも年配の技術士は今でも
「先生なんだから、仕事下さいと言うのはおかしい」
と平気で言います。

技術士は、学会で論文を発表しその見解を広く知ってもらうことで仕事を得る。

本気でそのように考えているようです。

断言します。

これで食べて行けることはありません。

もちろん、技術士の中には
元の勤務先から仕事を貰っている人もいます。

そんな人ならそれでも良いでしょう。

しかし、これでは独立したことになりません。

社員から協力会社(下請け? 外注?)になっただけです。

それは、「独立」でしょうか?

もう一つ、定年後「年金」を主な収入として、
コンサルティングや、講師の仕事を副業にしている技術士もいます。

残念ですが、これも独立開業しているとは言えません。

独立して食べて行くと言うことは、
生活費はむろんですが
子供の学費
家や車のローン
娯楽費
など、一切を稼ぎ出して初めて独立と言えるのです。

そして、これは正しい努力さえすれば、
きっと上手く行きます。

私の場合は、

平成26年(2014)会社員時代(給料税込み1,000万円程度)事業収入:年間284,000円
平成27年(2015)契約社員時代(給料税込み600万円程度)事業収入:年間4,952,000円
平成28年(2016)契約社員時代(給料税込み600万円程度)事業収入:年間8,225,000円
平成29年(2017)独立個人事業主(給料ゼロ)事業収入:年間14,116,000円
平成30年(2018)独立個人事業主(給料ゼロ)事業収入:年間22,272,000円(推定)

これは、全てインターネットでの営業で得た収入です。

最後の平成30年は、厳密に言うと上の数字ではありません。

匠習作技術士事務所は、11月30日で廃業しました。

12月3日合同会社ワークシフトになりましたから、
12月の収入は、別計算になります。

しかし、まあそれは税務署に届けるときの話です。

では、どんな努力をすれば良いのでしょう。

順番に説明します。

クラウドソーシングを当てにしない

現在、フリーランサーにとって、クラウドソーシングも大流行です。

皆さんは、「アウトソーシング」と言う言葉はご存知でしょう?

アウトソーシングとは、従来は組織内部で行っていた、
もしくは新規に必要なビジネスプロセスについて、
それを独立した外部組織からサービスとして購入する契約です。

対義語は「インソーシング(内製)」と言います。

この言葉は外部を意味する「アウト」と、
資源利用を意味する「ソーシング」で構成されています。

直訳的な意味としては、
「外部資源利用」または「外部資源の有効活用」と言って良いでしょう。

ですから、本来の意味としては「仕事を外に出すこと」よりも「外部の資源やサービスを活用すること」という意味合いが強いのです。

つまり、外部の人間として、
あなたのサービスは利用されているのです。

そして、これをインターネット上に移したのが
クラウドソーシングです。

ランサーズや、クラウドワークス。

ココナラなどのクラウドソーシングを提供しているサービスに登録して、
集客は、クラウドソーシング側に任せます。

自分は、名前や連絡先を登録して、
「得意技」を記入します。

私は利用する側で使ったことはありますが、
自分のサービスをここで売るつもりはありません。

集客はあくまで自分で行うのが基本です。

また、それができなければ独立したとは言えません。

自分で情報を発信して、
発信し続けてクライアント様を得るのが独立です。

もちろん、初期の段階でクラウドソーシングを使うのも良いでしょう。

しかし、それをずっと当てにしてはいけません。

何故か技術屋は、資格を好む

私自身、技術士ですし、技術士として活動もしています。

しかし、『Lock-On:二次試験対策講座』は別にして、
コンサルティングの仕事や、IT活用コンサルティングの仕事は
技術士資格とは関係がありません。

資格で食べていけると言うことはありません。

資格はきっかけに過ぎないのです。

何度も書いていますが、
独立に必要なのは「資格」ではありません。

何を誰に売るのかを決めて、
販売戦略を立てることが第一歩です。

階段を上るように

その上で、資格が必要なら取得して下さい。

多くの人がその逆をやっています。

先ず、資格を取ってその資格で食べて行こうとします。

資格があるだけで売り物はありません。

行政書士、社会保険労務士、税理士、公認会計士、弁理士、そしてほとんど出てきませんが技術士。

クライアント様が、求めているのは資格ではありません。

自分の悩みを解決してくれる人が欲しいのです。

それが有資格者であることはあります。

「会社の設立を考えているけど、よくわからない?」
「税金の申告をしなければならないけど、どうすれば良い?」
「特許の出願をしたいけれど、手続きが複雑で面倒」
「社員の給料計算が面倒」

こんな悩みを持つクライアントが、
有資格者を探すのです。

もう一度、伺います。

あなたの売り物は「資格」ですか?

それとも……