あなたには「記憶に焼きつくCM」はありますか?

テレビCM

普段何気なく目に入るCMはその業界の仕事でもしていない限り、
毎日意識して見ている人はそう多くはないはずですよね?

そんな私たち視聴者たちの脳裏に刺さるCMには、
非常に面白いものがあります。

なぜ、あのCMは人々に刺さるのか?

例えば、今年もっとも多くの人々の目をくぎ付けにした「ハズキルーペ」。

ハリウッド俳優・渡辺謙が、
「世の中の文字は小さすぎて見えない!」と怒りながらプレゼンし、
その横に佇む菊川怜とのコントラストが絶妙な違和感を演出、
オンエア後「なんだ、あのCMは!?」と視聴者の関心を鷲づかみにしたアレです。

実際、あの1本でハズキルーペの認知度が一気に上がったことは、
誰も異論がないでしょう。

「ハズキルーペ、だーいすき!」
笑っちゃうのはさておき。

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このフレーズ、ものすごいパワーだと思いませんか?

そのほかにも、
「ライザップ」
「ソフトバンク」
「au」等々、
たった1本のCMによって企業のブランドイメージを一気に上げたケースは少なくありません。

そうです。

このようにアイデア一つで、
私たちは自分の伝えたいモノ・コト・サービスを、
より多くの人の脳裏に焼き付け、人々の購買意欲を刺激したり、
行動に移させたりすることが可能なのです。

要は『伝え方』が肝心。

とはいえ、人々の記憶に残すための方法論がわからなければ、
たとえ自分がどんなにすばらしい商品を持っていても、
世の中にはまったく伝わりません。

モノ・コト・サービスは、
“日の目を見てこそ”多くの消費者に良さをわかってもらえるものなのです。

誰に向けたの?

そして、黙っていても日の目は見られませんよ。

こっちが仕掛けなきゃいけないのです!

かくいう私もまた、
昔は(Webライティングのスキルを上げ、
もっと効果的に発信したい!)と切望し、
あれこれと探し、失敗してきた一人。

“伝えたいのに伝わらない。”
“うまくアピールしたいのに、集客できない。”
そんな日もありました。

そんなモヤモヤしていた先に辿り着いたのが、

「アイデアのちから」(チップ・ハース、ダン・ハース著2008年)。

アイデアの力表紙

これは個人的にも本当に出会ってよかったと思った1冊です。

「ベストセラーだったよね?でもまだ読んでないなー。」

えっ?それはもったいない。

一度読んでも損はないですから。

というのも、私の現在のWebライティングスキルは、
まさにこの本から教わったと言っても過言ではないからです。

ライティングも、
つまるところは「いかに効果的に相手の記憶に残せるか」。

ライティング

あなたも自分のもっているものを、
より多くの人に発信できるようになったら、
どうしますか?あらゆるチャンスが広がりますよね。

そこで今回から6回に分けて、「アイデアのちから」を紐解きつつ、
人の記憶に残る効果的な伝え方についてご紹介したいと思います。

まずはコレを押さえる!「SUCCESs(サクセス)」の法則

「アイデアのちから」曰く、
ヒットを生み出す絶対的な方程式は存在しない代わりに6つの共通点があり、
それらが結果的には成功率を高めているといいます。

それがコチラ。

諦めずにTRY

1.単純明快である(Simple)
2.意外性がある(Unexpected)
3.具体的である(Concrete)
4.信頼性がある(Credible)
5.感情に訴える(Emotional)
6.物語性(Story)

これらはぞれぞれの頭文字をつなげて
SUCCESs(サクセス)の法則と呼びます。

ネーミング自体は「いかにも!」ですが、
実際この法則に沿って文章を書くことで驚くほど伝わる文章になります。

今後オウンドメディアやアーンドメディアを活用したビジネス展開を考えている人なら、
覚えておいて絶対に損はありません。

それでは、次のトピックで1つ目の法則について見ていきます。

SUCCESsの法則①単純明快である(Simple)

言葉の力

「事実を正確に述べているのに、周囲に理解してもらえない。」

そんなことはありませんか?

内容はいいけれどイマイチ伝わらないとき、
一体何が起こっているのか!?

もしかしてあなたの文章、
“てんこ盛り”になっている可能性があります。

まず人の記憶に残るようなものを書くには、
長々と事実や要件を箇条書きで連ねるより、
「ポイントを究極まで絞りこむ」ことが重要です。

たとえるならば、まさにボクサーの減量。

極限まで追い込みをかけ、
鍛え上げられた筋肉のみになる肉体をイメージしてください。

アレを文章にやるのです。
それでは、
次のトピックで単純明快にするためのポイントについて触れていきます。

“単純明快”は意外と難しい

単純明快(Simple)にするのは、
実は結構難しくてテクニックが必要です。

「いやいや、簡単でしょ」

そう思いますよね?

ところが、「じゃ、さっそく単純明快な文章書いて」となるとわかりますが、
ただ簡易な文章になり下がったり、
端的に短くするだけにとどまり単純明快にはなっていない、
ということが起こりがちです。

<必要なポイント>

1.単純明快な文章は、『核』となる部分(本質)が際立っている。
2.表面的な要素や本筋とは関係ない要素も取り除かれている。
3.もっとも重要な1番手のアイデアのみ残して、2番手、3番手のアイデアはきっぱり排除されている。

ここで難易度からいえば、3が難しい。

なぜか?それは2番手、3番手もそこそこ重要だったりするからです。

でもサッカーチームに監督が2人も3人もいらないように、
文章の中に1番大切な見識を際立たせるためには、
その他のすばらしい見識はこの際リストラしてしまうのが正解なのです。

極意