【ヤバい経営学】成功の罠に陥らないために知っておくこと

ヤバイ経営学-1

こんにちは。

合同会社ワークシフト代表の匠習作です。

多くの経営者がそうであるように、
私も起業前は以下のようなことについて考えてきました。

「いかに事業を軌道に乗せるか」
「どうやって自分だけの商品を作り上げるか」
「効率的で成果の高い集客方法は何か」

しかし起業してみると、当然ながら考えることに変化が訪れます。

実際に始めてみてわかることがあるからです。

そんな時、昔読んだ「ある1冊」をふと思い出しました。

それが「ヤバい経営学」(フリーク・ヴァ―ミューレン著2013年)という1冊。

ヤバい経営学

読み進めてみると、
発売当時に読むより現在の方がグッとくることに気づかされました。

なぜでしょうか?

それは当時にはなくて、
今はあるものの影響が大きいのでしょう。

つまり<自分のビジネス>です。

いざ自分が経営者になってみると、
モノの見方が変化していたのです。

“自分のしているビジネスを、表層で捉えていないか?”

“自分のビジネスの未来はどこか?”

ちょうどそんなことを考えている時期に差しかかっていたためか、
この本にはいまだに刺さる内容がありました。

これをぜひ皆さんともシェアしたいと思ったのです。

そこで、今回から6回に分けて起業した経営者が知っておくべき経営学とその裏の側面についてご紹介します。

イカロスのパラドックス

皆さんは「ギリシア神話」に出てくるイカロスの話はご存知でしょうか?

イカロスは、父ダイダロスと共に囚われた島から脱出するべく、
父の助言通りに鳥の羽を集めて、小枝にミツロウで貼りつけて一組の翼を作りました。

そして、その翼を使って羽ばたき無事に空を飛ぶことに成功します。

イカロスの翼

ここまではイカロスも順調でした。

ところが、彼はここで判断を誤ります。

父ダイダロスが言った「空高く飛び過ぎてはいけない。

太陽の熱で翼が溶けてしまうよ」という忠告を無視して、
「自分はもっと行ける!」とうぬぼれ、空高く上昇してしまうのです。

やがて翼は溶け、イカロスは落ちて死んでしまう、という悲劇です。

このイカロスの神話から、私たちは何を学び取れるでしょう?

イカロスは、勇気を持ちながらも同時に傲慢であったようです。

これは経営者にも同じことが言え、
一から立ち上げた会社が右肩上がりに業績が伸びると、
どうしても「自分に商才があった」と天狗になってしまうことがどうしてもあります。

しかし、例え一度軌道に乗ったとしても、
経営環境には常に変化が付き物であることを忘れてはいけません。

その変化にいち早く気づき(また予測し)対応していかなくては、
いつイカロスのように落ちるかもわかりません。

経営者とは、そういうものなのです。

たまたま早いスピードで自分のビジネスが成功した時こそ要注意。

判断を誤ると、その数年後には絶望的な状況に落ちてしまうことにもなり得るのです。

問題はチャンスか?脅威か?

経営者は一度高い業績を上げると、
なるべくその状態をキープしたくなるものです。

しかし、実際には永遠の右肩上がりなどというものはかなり難しいものです。

本来ならば、わずかな変化を肌で感じて対応すべきところは、
経営していると多々起こります。

でも、ここで問題が起きてしまいます。

しれは「自分の経営方法」に固執してしまうこと。

一度うまくいってしまうと、
経営者にとってはそのやり方こそ「正解」となってしまいます。

そのため、今までの経営環境の変化を「脅威」と捉えるようになり、
異物のように受け容れられなくなってしまうことがあるのです。

そこで、どんなことが起こるかというと、

  • 変化への対応が部分的になりがちになる
  • 代替案の検討に時間を割かなくなる
  • 研究・分析も十分にせず、また外部に意見を求めなくなる、

といったことが挙げられます。

ここで思い出してみたいのが、「起業前~起業直後の自分」です。

業績がない(または低い)からこそ、環境の変化にも敏感でいられ、
その状況を前向きにチャンスと捉えて、アレコレ試行錯誤した時があったはずです。

この時期の感覚を忘れてしまっているということは、
経営者としてはすでに停滞期であり、視野狭窄に陥っているかもしれません。

会社を経営するようになると、高業績の時はこのまま維持したくなるのは当然。

でも、その状態こそ実はあなたにとって脅威。

それこそが「成功の罠」なのです。

起業失敗

少なくても他社にとっては、このように小休止したライバル会社はありがたいチャンスに映るでしょう。

一度うまくいった経営方法にいつまでも固執するのは危険であることを、
トイレの壁に貼るくらいの気持ちで忘れずにいたいものです。

とはいえ、トイレの壁に貼るだけでは解決しない

さて、経営者が成功の罠にはまらないためには、
「成功は一過性」であることを認識するだけでなく、
前述したようにトイレの壁に標語を貼るだけでは不十分なので、
ちょっと具体的な策もご紹介しましょう。

①コストカットより売り上げUPに注力

一度経営がうまくいったとしても、山あり谷ありの世界。

特に経営状況が谷に入ると、多くの経営者がやりたくなるのがコストカットです。

主力ビジネスに集中し、サイドビジネスを切り離したり廃止してしまうことがありますが、
むしろやるべきなのは、売上UPのための策をいくつか持っておくことです。

それが将来に向けた戦略的基盤にもなります。

これは家計にも同じことが言えます。

月の家計を1円、10円単位で切りつめることに注目していても、
家計そのものが赤字もしくはギリギリで預貯金のできない状況ではダメなので、
まずは収入を増やす方法を検討する方がいいのです。

②経営危機には思い切ったイノベーションを投入

ピンチのときこそ、行動せよ

まさに経営が嵐の中にある時は、経営者はどうするでしょうか?

そこで、①の状況よりもさらに悪い方へ進んだ時にできることの一つとして、
思い切ったアイデアで生き残りを賭ける、というのも実際にはあります。

策を何も打たずに嵐が過ぎ去るのを待った結果、
倒産してしまったということがないように、
わずかな選択肢や手段があるうちは行動することを選ぶ。

まさに危機こそチャンスで、イノベーションのチャンスです。

これから起業する人、起業したばかりの人、
起業してある程度経営が安定した人、
見なさんそれぞれ違う環境ではあっても、目的は1つ。

あなたのビジネスを生き残らせること。

そのためには、成功の罠の存在を常に意識していくしかないのです。

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