【ヤバイ経営学】もし「会社を大きくしたい衝動」に駆られたら?

こんにちは。

合同会社ワークシフト代表の匠習作です。

起業前って誰しも大きな夢がありますよね?

例えば、
「年商1億円を目指す」
「〇〇の業界でわが社も多くのシェアをもつ」
「独自の技術で、業界をアッと驚かせる製品をリリースする」
など。

会社を成長させる

経営者たちは、
これらのいろいろな夢が数年後に現実となるために懸命に努力するものだと思います。

ところが、ある時からちがう目的にすり替わってしまう瞬間があります。

“会社をもっと大きくしたい。”

“オレならできる!”

この野望(欲望?)は、おそらく経営者なら誰もが頭によぎりますよね。

なぜなら、会社の規模と財務的な成功は関係していることが多いからです。

ある程度知名度のある会社は、皆規模の大きなところばかりですからね。

でも、そうした会社が果たして本当に儲かっているのかというとどうなのでしょうか?

実はそうでもないのです。

必ずしも会社を大きくすることが成功ではないということは、
ここにもある種の罠があるのかもしれません。

そこで、今回は経営者が陥りがちな
「会社を大きくしたい衝動」について考えてみたいと思います。

会社を大きくしたがる理由 ―古来の部族的本能―

会社はしょせん、人の集まりに過ぎません。

「ヤバい経営学」では、
ある社会人類学の研究について触れています。

ヤバい経営学

それはどのようなタイプが部族の長になるのかに関する分析で、
具体的な地域こそ書かれていないものの某国に現存する部族をリサーチしたものです。

すると、おもしろいことにリーダーとして頭角を現す部族メンバーには、
ある特徴が見つかったそうです。

【リーダーに共通する特徴】

  • 激しい性格
  • 野心家
  • 大胆な性格
  • リスクを恐れない
  • 攻撃的な戦士タイプ

こうしたタイプの人は、たしかに人間としても魅力的だし、
部族を統率する圧倒的なパワーを感じさせるはず。

だからこそ部族の頂点に立てるのです。

しかし誰かが部族長になった後こそ、組織にとっては肝心です。

アグレッシブ

アグレッシブな性格の部族長は、
その後も近隣部族との戦いに明け暮れるために、
下にいる部族メンバーたちは常に生存の危機を感じたり、
戦いに駆り出されたりするそうです。

つまり、部族が安定する機会が将来的になかなか訪れないということです。

会社も部族も「根っこ」は同じ

会社も同様です。こうした部族長タイプでリーダーシップを発揮し、大胆でリスクを考えないような強い人物だから会社が安泰かというと話が変わってきてしまう。

なぜなら、部族長タイプの経営者は元来持つ野心家の側面が前に出過ぎてしまうこともあります。

さらに家畜を増やそうと部族の若い者を動員したり
(=会社規模を大きくするために社員を増やす)、
組織をさらに大きくするためにさらなる獲物を求めたり(=企業買収)するからです。

ビジネスを成長させるために必要なのは、
決してビジネスの規模自体を大きくすることだけではありません。

むしろ「ヤバい経営学」では、
会社を大きくするデメリットについても書かれています。

となると、ビジネスを成功させることと会社の規模を大きくすることは、
イコールではつながらないことが多いということになります。

それにしても、
部族長タイプの経営者だって最初から会社を大きくすることが目的ではなかったはず。

何が彼らのようなタイプを変えてしまうのでしょうか?

私個人は、幸か不幸か部族長タイプではなく、理系の技術者出身です。

そのせいか、会社そのものを一気に大きくしようといった野望とは今のところ無縁です。

会社の規模は、あくまでも結果論に過ぎません。

でもこれから起業する人は、
なぜ自分が会社を立ち上げたのかという「Why」の部分をぜひ大事にしてほしいと思います。

会社を一気に大きくしようとするのは不経済

次に、会社を成長させるために経営者がとりがちな誤りについてご紹介したいと思います。

あなたが、もしライバル会社を追い越すために野心的な成長目標を立てるとしましょう。

何をしますか?

  • 顧客開拓を倍で進める?
  • 従業員を現在の倍雇う?
  • ビジネス戦略を倍のスピードで推し進める?

実は、これらは実際には意図した通りに効果が出ないことが多いと言われています。

会社の成長には停滞期もあれば成長期もあります。

それらを速めることは実際難しいのです。

これを「時間圧縮の不経済」と呼び、
会社組織の成長を短期間で推し進めるのは長期間を使って進めるよりも非効率になることを意味しています。

経営者になると、
「早く早く!」という気もちが湧き、
大きくしたい衝動に駆られることもあります。

でも、現実的にはゆっくりと穏やかな成長ペースで着実な実績をあげる会社の方が、
結果的に儲かる確率が高いのだそうです。

だから経営者たるもの、焦りは禁物!

経営者

地に足を付けた経営を目指していかなければならないのです。

大きくしたい衝動に飲まれないために

さて、そうは言ってもまだ衝動に駆られたらどうするべきか?
ぜひこれからご紹介する一節を読んでほしいと思います。

「種と肥料から始める会社の作り方」

  • アメリカ人 「どうやったらこんな素晴らしい芝生を育てられるんだい?」
  • イギリス人 「あえて言うなら、土の質ってものが一番大事なんだ」
  • アメリカ人 「それだけなら楽勝だ」
  • イギリス人 「それと、最高の種と肥料も必要だな」
  • アメリカ人 「それもたいしたことないな」
  • イギリス人 「当然だけど、毎日水をやって、毎週芝刈りするのも大事なことだよ」
  • アメリカ人 「それも簡単だ。朝飯前だぜ」
  • イギリス人 「それだけだ」
  • アメリカ人 「それだけ?本当かよ」
  • イギリス人 「当たり前じゃないか。あとはそれを500年やり続けるだけさ」

引用元:「ヤバい経営学」より

会社とはまさにこういうものだと思います。

それぞれの要素は比較的簡単にクリアできるものの、
だからといって完成はしない。

ハード面とソフト面が絶妙に醸成し、
相互に機能し合うことで、
初めて会社として成長していけるようになる。

そこまで辛抱できるか、
またはできないか,
それで決まります。

考えて見ると、Webサイトのアクセスアップと同じですね。

ITツールを使って集客する方法を講座でお伝えしています。

「起業家へ贈るITツール活用セミナー」プログラム

ネット集客の第一歩

この講座で<あなたのビジネス>が加速します。