【ヤバイ経営学】経営にまつわる~神話~

こんにちは。

合同会社ワークシフト代表の匠習作です。

ついに、4月1日に次の元号「令和」が発表されましたね。

新元号についての感想は人それぞれかと思いますが、
私が注目したのは株価。

予想通り、東京株式市場はご祝儀価格で上昇しました。

世の中で何か喜ばしいことがあると株価が上がるのは、
今に始まったことではありません。

例えば、2013年の東京五輪開催決定した時も前営業日の終値13,860円だったのに対し、
開催決定当日には14,251円と、なんと400円近くに迫る上昇高値をつけました。

株価上昇

でも、冷静になってみるとオリンピックが実際に開かれるのはその7年後の2020年なんですよね。

すぐに経済効果が出るわけでもないのにこれだけの上昇を見せるのですから、
もうこれは日本国民総出(!?)のご祝儀としか言えません。

このように人の思いや先入観や捉え方によって、
株価のみならず会社の経営判断も変わってくるとしたら?

予想とことなる

そこで今回は、経営にまつわるさまざまなウソのような本当の話について取り上げてみようと思います。

あの経営者も長期インセンティブでもらっていた!?プレスリリースを出すと株価が上がる!?ウソ・ホント

もはや知る人はいないカルロス・ゴーン氏の一件ですが、
彼も長期インセンティブ制で報酬を受け取っていたお一人のようです。

この長期インセンティブ制、
大ざっぱに言ってしまうと「経営成績に対して支払われる報酬」のことです。

メリットとしては、経営者自身が短期的な利益でなく、
より長期的な利益に向くようにさせるので、
会社を長期的に成長させるために優秀な経営者を「より鼓舞させる」ために機能しているようです。

そんな長期インセンティブ制ですが、
会社のホームページにあるプレスリリースや株式総会で発表すると、
株価がなぜか上がるというから面白い作用があります。

つまり、本当なのです!

どうやら、アメリカでは長期インセンティブ制をとる会社は信頼性が高いようなのです。

さらに興味深いことに、公式発表したにもかかわらず、
結局長期インセンティブ制にしなかった会社の株価がどうなったかというと、
その後も高い株価を維持する傾向があるというので、もはや株価操作じゃないのか!

と突っ込みたくなります。

私たちは、案外世の中の動向を見ていない

しかし逆の視点で考えてみましょう。

多くの人は他人(個人)や法人の発表時には注目し、
熱心に耳を傾ける一方で、その後の経過を確認したり、
分析したりしないことが多々あります。

世の中ではよくありますよね。

最初だけ予算配分をチェックして、
その後執行されたのかまできちんとチェックしているのかとか、
選挙公約だけは高々と掲げて当選したけれど、その後公約を実行したかとか。

最後まで遂行してないのに評判やイメージだけで一人歩きするモノ・コト・人は、世の中にはたくさん溢れているのです。

会社を経営する時も、
色々な側面から見られることを気にかけることはもちろん大事ですが、
やはりその後の遂行力と結果を出していかないと最初の勢いが張りぼてになってしまいます。

張りぼてのままでいのか?

その答えは経営一人一人の中にあるのでしょう。

とはいえ、利益が上がっているうちはそんなことを振り返る経営者もいないかもしれませんが。

ある映画配給会社の「押し映画」の決定方法

さて、次は成功した経営者が本当に正しい判断をしているかどうかについてです。

「当然、正しい経営判断をしたからこそ成功したんでしょ!」と誰もが思うかもしれません。

会社を経営するようになると、未来についてアレコレと思いを巡らせ、
次の一手、その先の一手を常に考えるようになるのは誰もがそうです。

そこで、私も参考にしているエピソードを1つご紹介します。

ある映画配給会社の幹部たちが、
数ある未公開映画作品の中から「これぞ未来のヒット作品」というものを予想し、
それに向けて宣伝費用の配分を決めていました。

そして「これは必ずヒットするはずだ」と予想した作品に多くの宣伝費用を投入していたそうです。

映画配給会社としては、
今までの実績から「どんな有名ハリウッド俳優が出ているか?」
「誰(監督)がメガホンをとったのか?」
等々といった背景を元に、ある種の「先入観」を持って、
どの映画を主力で押すのかという経営判断を下していたのです。

そこで、ある研究者2人がアメリカの映画配給会社について調べたところ、
意外な結果が出ました。

それはヒットを予想され、かつ実際にヒットした映画の成功要因は、
多くの「宣伝費用を投入された事実」のみだったとのことです。

作品の内容や出来栄えはさほど影響していなかったのです。

さらにその研究者たちは、
宣伝費用などの影響を取り除き、あらゆる映画の興行成績を統計的に調べた結果、
映画配給会社の事前に立てたヒット予想は「ことごとく外れていた」ことを明らかにしました。

ということは、むしろ予想から除外していた映画の方が興行成績を上げていたとしたら、
こちらに宣伝費用をかけていたら、さらに儲かっていたかもしれませんね。

映画配給会社の経営陣は、実はヒット映画を見抜く嗅覚がないのかもしれません。

では、どうして映画配給会社はつぶれないのか?

それは映画配給会社も予算を割いた以上選んだ映画には全力をあげるので、
力技でヒットした風に見せるのです。

まさに映画業界は宣伝で「ヒット作を作る」のです。

経営者のする決定が実現するのはリアルか

経営者が判断を迫られ、最終的に「こちらの案でいこう」と決める時、
それがどんな結果や効果をもたらすかは、
実のところ経営者にもわかっていないのが世の中の現実ではないかと思います。

すべての経営者の神通力だけで成功が実現できる程、世の中は甘くはないし、
実際複雑で読み切れるものではありません。

つまり経営者が実現させていることは、
「そう見せているだけ」ということも大いにあり得るのです。

それにしても、ビジネスをしていると嘘のような本当の話や、
さも真実らしいビジネス詐欺のような話もよく見聞きします。

私もまたビジネスの成果を力技や表層の操作ではなく、
実現させていきたいと思う今日この頃です。

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