【ヤバイ経営学】経営とは暗闇を歩くもの?


こんにちは。

合同会社ワークシフト代表の匠習作です。

私は、野球ファンではありませんし、
テレビで野球を見ることもありません。

しかし、先日イチロー選手が引退を発表したときは、
妙な淋しさを感じました。

実は、王さんが40年近く前に引退したときも同じです。

ただ、彼が会見で発した言葉には、
日米プロ野球の第一線で30年余り勝負し続けてきた人間だからこそ出る重みがあり、
一つ一つ言葉を選んで発している姿勢も非常に印象的でした。

イチロー選手。まさに孤高の天才です!

野球のグローブ

私は、プロスポーツ選手も会社経営者も
「一寸先は闇」な点では共通していると常々思っています。

経営者として10年、20年と会社を存続させるためには、
危機感もなく漫然としてはいられないのです。

ビジネスにはいい時期も悪い時期があるものです。

特に悪い時期とはどういうものかを知った上で乗り切り方を知ることで、
暗闇を歩く術を身に付けるのです。

暗い道を歩く

そこで、今回はビジネスにおける暗闇の歩き方について取り上げていきます。

走り続けることで会社が良くなる ~赤の女王効果~

「鏡の国のアリス」を幼少期に読んだことがありますか?

主人公アリスが女王に追い立てられるまま走り続け、ふ
と気づいたら周囲の景色がまったく動いていなかったことに気づきます。

不思議な国のアリス

こんなに走っているのに、なぜ景色は動かないの?

とアリスは不思議で仕方ありません。

そこで、アリスが息を切らしながら赤の女王に尋ねると、
女王は「ここではね、同じ場所に留まるだけでも、もう必死に走らなきゃいけないんだよ、
そして、どっかよそに行くつもりなら、せめてその倍の速さで走らないと!」
とピシャリと言うのです。

経営をしている人なら、赤の女王の言うセリフに頷ける人もいるのではないでしょうか?

自分の会社もがんばっている。

でも周囲はそれ以上に速いスピードで新しい商品開発をしていたり新サービスを展開したりと進み、自分も焦ってくる。

それでも止まるのだけはダメだ。

自分もさらに考え行動に移そう。

いつやる?

今でしょ!

林修先生風にしてしまいましたが、経営者の真理はこんなものです。

実際そうすることで、会社も成長していくからです。

経営者には「停止」はありえません。

この話は、継続的な競争や変化に晒されることで会社が発展するという「赤の女王効果」
と呼ばれるのです。

ビジネスは「暗闇マラソン」そのものだ!

とはいえ、ビジネスの一寸先は闇であることはお伝えした通りです。

サラリーマン時代には経験しなかった不測の事態や予想を超えるトラブルも起きます。

会社を経営するための道筋(計画)はあるけれど、
実際は通り順調には進まないので、
まるで暗闇の中で延々と走り続けるマラソンのようなものです。

マラソン

途中で休憩するにしても、
暗いのでどこで休むか一つとっても慎重に決断しなくてはいけません。

ましてゴールはずっと先なので、
自分の体力とタイムを見つつ、レースを進めていくのです。

この暗闇マラソンですが、同業者も自分もみんな競争の中で走り続けていくことで、
やがてより強くなる会社は残り、
体力がなくなった会社は脱落していくという会社の生存競争になっていきます。

経営は非常にマラソンに近いものがあり、
特に今後の日本の経済動向を考えると一気に盛り上がる要因がない分、
これからの10年はより持久レースとならざるを得ません。

このレースで脱落(=会社を廃業)しないためには、
途中棄権はしないようにペースを考えながら走ることや、
マラソンの第一集団から離れずに適度なところでポジションを取ることです。

そしてやがてくる折り返し地点で、
他の走者が失速する時に追い抜くチャンスを待つことです。

自分の会社が生き残るには、世の中の動向を俯瞰してみる必要があります。

そして同業者の気配に常にアンテナを張っておくのもいいでしょう。

ただ一つ要注意なのは、同業者の集団の行く先だけを近視眼的に見て周囲を全く見ないことです。

もし集団の先頭がビミョーに間違ったコースで進んでしまった時、
あなたが気づかずに追従しては方向を見失い、
みんな暗闇の中に飲み込まれてしまうのです。

イノベーションは会社に負担であるという不都合な事実

次に私も気になるテーマです。

今やCMでもビジネス書でも、
「イノベーション」は普通に使われるキーワードの一つとなっています。

言葉をよく見聞きし身近になることで、
やがて誰でもアイデア一つでイノベーションが起こせそうな気さえ起こります(実際、実現させるのは大変なことなのですが)。

一方、「ヤバい経営学」はイノベーションへの警鐘も鳴らしています。

一体どういうことなのでしょうか?

著者が多くの会社を調査してわかったのが、
イノベーションへと舵を切った会社がその後実際に成長したかを調べたところ、
多くの会社が成長していなかったと結論づけています。

つまりイノベーションが失敗しているということです。

イノベーション

さらには「イノベーションを起こす会社は早く死ぬ」など、
今現在意気揚々とイノベーションを掲げるベンチャー企業にとっては不都合な結果を公表しているのです。

本来、イノベーションは会社をさらに成長させるために行うことが主な目的ですが、
現実的にはイノベーション自体が会社にとっては暗闇への入り口になっているというのです。

最初は「本当だろうか?」と思いました。

ところが、読み進めてみると非常に腑に落ちることもありました。

会社が主事業を中心に展開して安定的な収益を上げたり、
他の成功モデルを完璧に真似たりする方がリスクも少ないし力も注ぎやすいものです。

一方、イノベーションを起こそうとなると注力してきた分どうしても削ることになり、
結果的に主事業が落ち目に見舞われてしまうというのです。

それでも必要だから、覚悟があるなら挑戦してもいい

とはいえ、世界中のあらゆる分野でイノベーションの必要性が叫ばれています。

それは人類がさらなるステージに行くためのパスポートでもあることと、
やはり長期的に会社が利益を出すにはイノベーションが未来の成長の種になる可能性を秘めているからです。

成功者

実際、この本の著者も「事実は事実」として述べた上で、
「でもイノベーションは好きだし必要だ」と言っているのです。

私ももちろん世の中には必要だと思うし、したいとも思っています。

それがたとえ暗闇の中を歩くことになるのだとしてもです。

ということで、イノベーションを本気でするならば心構えが必要になってきます。

それは強烈な動機と、できる、やりぬくと信じて疑わない自己の熱狂と、
「もしかしたら、これを進めることで一時期収益が下がってしまうかもしれない。それでもやる」という覚悟。

経営者なら内なる声に問いかけてみましょう。

「自分は会社をどうしたいのか?」

「イノベーションを起こしたいか?」

「リスクはわかっているか?」

それでも、YESならやればいいのです。

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