【令和こそ独立!】ワーキンプアになるな!


こんにちは。
合同会社ワークシフト代表の匠習作です。

「俺もいつか、どこかの会社のオーナーになって“資本家”になりたいなぁ」
「都内に不動産を数棟所有して、悠々自適に旅行でもしながら暮らしたい」

あなたも一度くらいは思ったことはあるのではないでしょうか?

成功者

人間、夢や野望はいくらもっていてもいいのです。

とはいえ、簡単に資産家になれるものではありません。

なぜなら資本主義社会のヒエラルキーの頂点に位置する資本家階級の人々というのは、
親から子へ、子から孫へと継承し、富を自分たちのファミリーの元に集中させているからです。

国は違えども、トランプ米大統領ファミリーとかロスチャイルド家などはそのお手本のようなものです。

もちろん、ポッと出の学歴もコネもない人間が裸一貫で成功し、一代で資産を築いたサクセス・ストーリーもあります。

しかし、多くの資本家の場合は富を継承している方が多いものなのです。

つまり、資本家の家に生まれると、その子どもも資産家になりやすい。

これを「世代間移動」と言うそうですが、
実は資本家だけでなくそれ以外の階級も世代間移動する確率が高いのです。

ということは豊かさも貧困も継承されていくということです。

これって、豊かな人々にとっては嬉しいでしょうが、
貧困で苦しむ人々にとってはとんでもない話です。

これを打開する方法はあるものでしょうか?

そこで、今回は世代間移動の現実と打破方法についてお伝えしようと思います。

子どもが父親の職業以外に就くのが意外に難しい現実

ここ数年、「将来はヒカキンみたいなユーチューバーになっておお金持ちになる!」という小学生が増えているとか。

さすがに高額を稼ぐユーチューバーの父親をもつ子どもは聞いたことがない(まだ誕生していない?)ので、
無邪気な夢に現実のメスを入れるのは止めておきまして、通常の資本主義社会の枠で見ていきましょう。

「資本家階級」「新中間階級」「旧中間階級」「労働者階級」の4つそれぞれで、
父親から子どもへの世代間移動(父親の職業が子どもにそのまま影響したか)を調べたところ、
どの階級においてもその階級出身者が多数となることがわかっています。

資産家の子どもは資産家に。

サラリーマンの子どもはサラリーマンに。

自営業の子どもは自営業に。

農家の子どもは農家に。

そして、アンダークラスの子どもはアンダークラスに。

格差拡大

私たちの生きている現代では、わりと父親の職業が子どもに再生産されやすいようです。

これは視点を変えると職業選択のチャンスの不平等が何かしら生じているということでもあるかもしれません。

さらに私が注目したのは、医師や弁護士といった専門職、自営業や農業の場合、
かなり子どもに継承される率が高くなるということです。

例えば、親が開業医の家庭の子どもは自然と学歴が高くなる傾向が高く、それが見えないレールとなって子どもも同じ医師への道へと進むことが多くなります。

また自営業や農業の場合、農地や会社・店舗などの権利問題(資本の相続)が起きるため、
やはり親から子へと受け継がれ再生産される流れとなることが多くなります。
(もちろん全ての例ではないですが)

親の職業(この調査では父親に限定されている)は、子どもに与える環境の一部として捉えることができるので、
子どもの職業選択の際にも大きい要素として作用するようです。

「職業選択の自由」や「男女雇用機会均等」が叫ばれてウン十年が経ち、私たちは昔よりは自由に人生を選べるようにはなりました。

しかし、こうしてみると中世のガチガチな世襲制とまでは言わないにしても、
ある程度固定化されている世界もまだまだあるという現実を知っておいた方がよいと思います。

大学を出れば叶うわけでもない時代

次は、学歴についても考えてみたいと思います。

日本の社会は、基本的には「学歴はないより当然あった方がいい」と思う人が多いと思います。

例えば、士業のように専門知識を要するために学歴が不可欠な職業は言うまでもありません。

国家資格やなんらかの免許の取得も大学を出ていることが前提というものもあるし、
どこの大学を出ているかが就職活動にも大きく影響するものです。

また資本主義社会は実力の社会でもあるので、
一般的なサラリーマン家庭に育ったとしても、一部の優秀な子なら父親の職業よりさらに良い職業に就くことも可能です。

実際、1960年代までの世代の人々にとって学歴は大きな意味を持っていたので、
「ある程度の大学を出たら、人生なんとかなる」時代であり、大卒者の多くが新中間階級になれた時代でもありました。

専門家

ところが70年代以降になると、大卒者が新中間階級(管理職、専門職、上級事務職)になれる数が減少していきます。

もはや新中間階級出身の大卒者であっても、必ずそのまま新中間階級になれるとは限らなくなりました。

本人の実力以外(環境要因で大卒者となったり、就職氷河期にぶつかった)の影響も大きいのでしょう。

階層の上がそうなのですから、下層のアンダークラスとなるとさらに将来は深刻す。

一度属するとアンダークラスであり続けるか、
がんばりにがんばっても正規労働者か旧中間階級(自営業など)どまりとなる傾向が強まるのです。

若者にはもはや明るい未来はもうないのかという気にさえなりますね。

現状から抜け出すには、自分の得意を生かす

どうせなら、資産や伝統などといったものを世襲で受け継ぎたいものですが、
世の中はそんなに甘くもありません(価値あるものは、上層の人々の間でのみ継承されます)。

60年代の大卒者が享受した「いい大学から、いい会社へ」は望めば必ず手に入るものではなくなりました。

今後はヘタをすると父親の職業の継承すら危ぶまれる時代となるかもしれません。

こうした平坦ではない時代の中、何か策がないものか?

私は自分自身の得意を突き詰めて活かすことが、
世代間移動を越える方法になるのではないかと思っています。

かつて終身雇用が守られた時代では、
毎日の単調な仕事も「定年までの我慢だ」と思いながら続けられたかもしれませんが、
今はそれもどうなるかわからないものです。

ならば、自分の得意な分野をトコトン生かす方法を考えた方が精神的にも肉体的にもいいと思うのです。

注意して欲しいことは、「好きなこと」ではなく「得意なこと」だということです。

10年後も生き残る

これに経済面が追い付けば文句なし、というところでしょうか。

私も士業の方を中心とした独立起業のコンサルタントをする過程では、
サラリーマンから起業した人々を世に送り出してきました。

彼らに共通しているのは、人生をより長く捉えてポジティブに、
バランス良く、楽しくイキイキと働いている点です。

イヤなことをわざわざ選択している人はいません。

イヤな現状、不安定な立ち位置から抜け出すには、
自分で一歩動き出すことこそが打開策なのです。